元・鉄道球団と現役鉄道球団

以前、近鉄球団消滅とともにプロ野球から足を洗ったというハナシをしました。
ただ、野球というスポーツ自体は好きなので、テレビで他に見るものがない時(というか、そもそもテレビをほとんど見ない人間なのですが)は、なんとなくプロ野球にチャンネルを合わせたりしています。
かつては電波に無視され続けてきたパ・リーグの試合を最近はCATVでたくさん中継してくれるので、いい時代になったものです。

球場からも長らく足が遠のいていたのですが、JAFのアプリで京セラドームのタダ券を配布していたので、クライマックスシリーズ待ちの消化試合ではありますが、久しぶりに9月25日の対西武戦に行ってみることにしました。
私としては30年以上JAFに加入しているのに1回もお世話になったことがなく、こういうので多少は還元してもらおうといういやらしい魂胆もあったのです。

オリックス球団自体は阪急ブレーブスの流れでありつつ、バファローズの名を近鉄から拝借するという折衷形で、どちらにしても源流は鉄道会社なので応援のしがいがあります。
現役鉄道球団・西武も相手に不足なしで、昨年までその西武にいた森友哉のソロホームランが決勝点となってオリックスが快勝しました。

これに味をしめたというのかどうか、10月9日公式戦最終の対ソフトバンク戦にも行ってきました。またタダ券で

パ・リーグの試合も観客が多くなったもんです

一塁側の券が取れなかったので三塁側に座りました。
ホークスファンと、一塁側が取れずに流れ着いてきた?バファローズファンとが半々ぐらいの感じで、どちらの選手が打っても同じぐらいの拍手が沸き起こります。
ソフトバンクもやはり南海ホークスの流れをくむ元・鉄道球団。南海沿線にはいまだホークスファンも多いので、京セラでのホークス戦は結構盛り上がるようです。

レフト側で盛り上がるホークス応援団

球場内の売店など供食施設も以前と比べて目移りするほど充実していて、天ぷらうどんとアメリカンドッグとカップヌードルしかなかった昔の藤井寺球場が信じられないぐらいです。
どの店も長い行列ができている中、駅弁ののぼりを立てた淡路屋さんの屋台が暇そうにしていたので、買うことにしました。5種類ある弁当はどれも定価販売で、割高な球場メシの中にあってなかなか良心的です。
元・鉄道球団同士の観戦に駅弁はうってつけ?
ちなみに、路線距離の長い近鉄には駅弁のある駅がいくつかありますが、南海は駅ナカのコンビニ弁当しか見たことがありません。

球場で駅弁を食べるのも初めてです

試合は4-1でオリックスが危なげなく勝ち、クライマックスシリーズに向けて弾みをつけます。
ソフトバンクは、最終戦で楽天に勝ち2位に浮上したロッテとのファーストステージが待っています。
どちらが勝ち上がってきても見応えのあるファイナルステージになりそうなので、さすがにチケットを今回は身銭を切って買ってしまいました。
仕事の都合やらなんやらで第5戦しか行ける日がなく、オリックスが2勝2敗か1勝3敗のどちらかでないと試合そのものが開催されないのですが。

最終戦なので観客にご挨拶セレモニー

両リーグとも順当にいけば日本シリーズはまたまた元・鉄道球団と現役鉄道球団との対決になります。

長いブランクを経てプロ野球に呼び戻されつつある今日この頃・・・来年度のオリファンクラブに入会してしまったのは内緒