道内時刻表1985年8月号 その1 表紙・地図・函館線
先日来の「通票種別一覧」の更新のために久々に引っ張り出しました。
この時刻表は私の初の渡道時に青函連絡船の売店で購入したもので、改めて読んでみるとなかなか興味深く、昔日の思い出が走馬灯のように甦ります(←卒業式の答辞か 笑
表紙写真は丸瀬布町「いこいの森」で動態保存中の雨宮21号機。牽かれているのは元・井笠のホハに見えます。なにしろエキゾチィィーック・ジェャパァーンですから(爆
つづいて巻頭索引地図
いやぁさすが賑やかというか華やかというか・・・けど、今はこのうち何路線が残ってるか数えると寂しくなってきます。周囲に散りばめられた札幌ステーションデパートなどの広告もレトロっぽくていい感じです。
函館線
札幌特急「北斗」など連絡船接続の優等列車群が綺羅星のようです。私の道内初乗車は特急「北海1号」で、函館440発、山線回りの札幌行でした。ほかにも釧路行「おおぞら」、網走行「おおとり」など、今からでは想像もできないような列車が続々発車しています。ちなみに、当時の駅放送や車内アナウンスはすべて、特急ではなく「特別急行」で統一されていた気がします。
お次は函館山線から旭川
私は「北海1号」を黒松内で降り、熱郛から来る瀬棚行で長万部方へ引き返しています。2両編成だったのですが、一緒に列車待ちしていた地元の人が「をを、今日は増結か」と驚いていたのが記憶に残っています。
山線の長万部ー倶知安間を走破する普通列車は7本と、当時から多くはありませんでしたが、優等列車となると「北海」2往復と急行「ニセコ」1往復という豪華さ。なので、小樽までのタブレット閉そく区間では通過授受バシバシという、今の私なら卒倒しそうな通票環境でした。
札幌から先は特急「ライラック」「オホーツク」のほか、「かむい」「宗谷」「利尻」「大雪」、そして滝川回り釧路行「狩勝」といった急行群が充実していました。夜行急行はすべて客車列車でしたが、旧型客車ではなく14系化されていて快適でした。
欄外の森永ハィクラウン・・・懐かしいですな。後年はパチンコ屋の景品でしか見たことがなかったですが。
昔話ばかりで恐縮ですが、当時を思い起こすともうため息しか出ませんです・・・
なお、この時刻表を携えて道内ほぼ全線を乗り尽くした記録をよんかくサイト「よんかく旅日記」に『よんかく前史』として掲載しています。この『前史』は、サイト開業当初に掲載した思い出のコンテンツでもあります。