道内時刻表1985年8月号 その6 池北線・広尾線・士幌線・荷物・食堂車・連絡船グリル

池北線

北見から帯広行923Dに乗っています。
車両は当時おなじみのキハ22の3連、しかも車内灯が白熱灯の初期車で、廃車が近かったものと思われます。置戸で1両解放しそのまま北見行として折り返す運用でした。
このとき列車交換のあった上利別はのちに閉そく取扱いを休止し、足寄ー陸別間が常時併合閉そくとなっていました。普通なら上利別の交換設備を撤去して棒線化するところでしょうが、排雪列車運転の時だけ併合を解いて基本閉そくに戻していたのかも知れません。
1989年6月の北海道ちほく高原鉄道移管後は快速「銀河」の設定と置戸ー北見間等の区間列車増発などが行われ、1995〜7年にかけて特殊自動閉そく化・CTC化されましたが、2006年4月に廃止となりました。

広尾線

線名は知らなくても愛国・幸福の駅名を知る人は多かったのではないでしょうか。とにかく両駅間のきっぷや入場券が売れまくり営業係数が好転したという伝説までありましたが、固定的な利用につながらず1987年2月に廃止されました。
私が初乗りした時はいつものキハ22の2連で、幸福ー愛国間だけバスツアー客が乗り込んできて大混雑。先般は木次線備後落合ー出雲坂根間だけ乗車するバスツアー客と遭遇しましたが、いつになってもやることは変わりませんな(笑
時刻表に落書きしているとおり、中札内・上更別・大樹に交換設備があり、6往復しかないのに各駅で満遍なく列車交換が行われていました。

士幌線

今は国の登録有形文化財となったコンクリートアーチ橋梁群で知られる士幌線ですが、当時は末端部・糠平ー十勝三股間がバス代行だったことが乗り鉄の間でブレイク?していた路線です。私が乗った時はまたまたおなじみのキハ22で、いいかげん乗り飽きてきました(笑 ただ、ここのは半室ロングシート化改造車という変わり種でした。

落書きのとおり交換可能駅は士幌・上士幌。時刻表上は十勝三股まで列車が走っているように見えますが、糠平で代行バスに乗り換えとなります。バスといってもマイクロバスで、地元の上士幌タクシーが運行していました。
鉄道は休止中という建前なので、錆びたレールが雑草に覆われながらも道路と並行して続いていて、時折現れる踏切には「この線路は当分の間列車が通りません 釧路鉄道管理局長」との札が立っています。
十勝三股駅舎は雑草に覆われ朽ち果てていましたが、転車台や腕木式信号機のてこが可動状態で残されていました(←それらを勝手に動かした私は不審人物です 爆)
駅前には喫茶店があるのみで、のちに聞いた話ではそこのマスターが代行バスも運転していたのだとか(代行バスが十勝三股始発・終着となっているのはそのため?)。

下り列車全通過の電力所前、上り全通過の黒石平という不思議な駅があります。もともと黒石平が正式な駅で、最初は上下列車とも黒石平に止まっていましたが、付近住民の利便のため帯広方に下り勾配になる場所に電力所前仮乗降場を設けて帯広行を停車させることにより、黒石平と上下列車の使い分けが行われていました。
なお、全国版時刻表では基本的に仮乗降場を省略していたため、上下列車とも黒石平に停車するように記載されていました。

物・列車食堂・連絡船内グリル

お次は営業関係のページから。チッキは、旅客が自分の手荷物を乗車駅から降車駅まで安く運んでもらう制度で、当該区間の乗車券を提示して申し込みます。今でも同様のサービスが一畑電車松江しんじ湖駅ー電鉄出雲市駅間限定で行われています。
小荷物は今の宅配便とほぼ同じですが駅持込み・駅留が基本で、配達してもらうには運賃のほかに別料金が必要でした。

列車食堂…食堂車のことですが、私はこの旅行中1回だけ、旭川ー北見間を「おおとり」に乗った時の夕食に食堂車を利用しました。サンプルや写真付きメニューがなかったので興味本位で「北海定食(みそ汁付)780円」を注文したところ、曲げ輪っぱのような器にほぐした蟹やイクラ、帆立などが散らしてある海鮮丼みたいな感じで、作り置き感満載で正直あまりおいしいとは思えませんでした。
まぁあの食堂車の独特の雰囲気を食べたと思えば、それはそれで思い出にはなりました。

また、往路の青函連絡船ではグリルではなく船内キヨスクで「紅鮭弁当」を買って食べました。当時で750円もする高額弁当でしたが、価格の割には量もあってまあまあの内容でした。
復路の船内では満を持してグリルに突撃し「海峡ラーメン(塩)500円」を賞味いたしました。これも帆立とバターと他に何か乗っていたのか忘れましたが、非常にぬるかったのを覚えています。他の定食か何かにすれば違っていたのかも知れませんが、大型船での供食施設としてはもうちょっと頑張って欲しいと思ったことでした。

もっとも、今となっては体験しようにもできなくなってしまったわけですが…

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