線区別通票種別一覧

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氷見線 高岡−氷見〈1987.8.15〉

タブレット

自動閉そく化

高岡●能町■伏木●雨晴▲氷見  新湊線(貨物線)…能町▲新湊 → 越中、新湊様から情報をいただきました
伏木駅には最近までタブレット種別標示が残されていました。1991/9に特殊自動閉そく化。 伏木駅の種別表示
富山港線 富山−岩瀬浜

富山−城川原…タブレット
城川原−岩瀬浜…スタフ

自動閉そく化
のち三セクLRT化

富山●城川原▲岩瀬浜 → 越中、新湊様から情報をいただきました
私鉄発祥のため開業当初から直流電化。70系など旧型国電の最後の働き場の1つでした。JRの手を離れた後は、一部区間を除き第三セクターのLRT「富山ライトレール」として2006/4/29に再出発。
七尾線 穴水−輪島〈1989.8.6〉 

タブレット

穴水−輪島間路線廃止

穴水■能登三井▲輪島 
1991/9/1ののと鉄道移管後も通票が頑張っていました。能登三井は1998/12に棒線化され穴水−輪島間1閉そくとなり、2001/3/31廃止。
能登線 穴水−蛸島〈1982.11.15改正〉 

穴水−珠洲…タブレット
珠洲−蛸島…スタフ

路線廃止

穴水▲甲■鵜川●宇出津▲松波■珠洲▲蛸島 → ashiwodi様から情報をいただきました
のと鉄道移管を経て2005/3/31廃止。能登線廃止により、のと鉄道は七尾−穴水間だけになりました。珠洲−蛸島間のスタフは最後まで残っていました。
越美北線 南福井−九頭竜湖〈1989.8.9〉 

南福井−越前大野…タブレット
越前大野−九頭竜湖…スタフ

越前大野−九頭竜湖間
非自動現役

南福井●越前東郷▲美山■越前大野▲九頭竜湖
南福井は福井−越前花堂間にある貨物駅で、当線の戸籍上の起点でもありました。南福井では閉そく・通票扱いをしていましたが列車は停車しないため、「通票搬送装置」で通票を福井へ「仮想転送」し、実際の通票授受は福井でおこなっていました。南福井−越前大野間は1993/10に特殊自動閉そく化。
飯田線 豊川−辰野〈1976.8現在〉

タブレット

自動閉そく化

〈1976.8現在〉豊川●三河一宮▲長山■東上●野田城▲新城●三河東郷■大海▲本長篠■三河大野●三河槙原▲三河川合■東栄●浦川▲中部天竜■佐久間●城西▲水窪■大嵐●小和田▲伊那小沢■平岡●温田▲門島■天竜峡●時又■駄科●伊那八幡▲鼎■飯田●元善光寺▲市田■山吹●伊那大島▲上片桐●大沢(信)■七久保●伊那本郷▲ 飯島■伊那福岡●駒ヶ根▲宮田■沢渡●伊那市▲伊那北■北殿▲伊那松島■沢●羽場▲伊那新町●辰野 → まゆつば鉄道様から情報をいただきました
(併合閉そく…豊川■新城●本長篠▲三河川合◎中部天竜■平岡◎天竜峡/飯田■伊那大島◎駒ヶ根▲伊那北●伊那松島◎辰野)
  
→ 併合閉そく区間について糸崎車掌区車掌長様から情報をいただきました
〈1983.7.5改正〉豊川−(上記に同じ)−伊那八幡■飯田(併合閉そくは変更なし)(飯田−辰野間特殊自動)
  
→ ashiwodi様から情報をいただきました
私鉄由来だけあって駅間距離・閉そく区間が短く、こうして見るとなかなか壮観ですね。基本閉そくは、一部例外はありますがおおむね●→▲→■の順になっているのがわかります。1983/2に飯田−辰野間が、1984/2に豊川−辰野間がそれぞれ自動閉そく(特殊)化。
紀勢本線 亀山−新宮 新宮−白浜はこちら 

タブレット(併合は票券)

自動閉そく化

〈1970年代後半〉亀山◎下庄▲一身田●津■阿漕◎高茶屋▲六軒●松阪■徳和▲多気●相可◎佐奈■栃原▲川添●三瀬谷■滝原▲伊勢柏崎●大内山■梅ヶ谷◎紀伊長島▲三野瀬●船津■相賀◎尾鷲▲大曽根浦●九鬼◎三木里■賀田▲新鹿◎大泊●熊野市■神志山▲阿田和●鵜殿■新宮 → 糟谷滋様から情報をいただきました
〈1965〉亀山−(上記に同じ)−多気●佐奈−(上記に同じ)−相賀▲尾鷲●九鬼■賀田−(上記に同じ)−新宮(併合閉そく…亀山●津■松阪●多気◎三瀬谷■大内山▼紀伊長島◎尾鷲●新鹿/熊野市■新宮) 【貨物支線(票券閉そく)】新宮●熊野地 
                                      
→ まゆつば鉄道様から情報をいただきました
亀山−白浜間275.4キロもの長大タブレット閉そく区間の前半部。尾鷲−熊野市間のような新しい開通区間でも腕木・タブレットが使われました。1983/12/21自動閉そく(特殊)化。
参宮線 多気−鳥羽〈1965〉

タブレット(併合は票券)

自動閉そく化

多気■田丸●宮川■山田上口▲伊勢市●二見浦■鳥羽(併合閉そく…多気▼伊勢市) → まゆつば鉄道様から情報をいただきました
戦前には部分的に複線化された時期もありましたが、鉄材供出で全線単線化されてしまいました。今でも線路脇に複線用地の残っている箇所があります。紀勢本線亀山口とともに1983/12/21自動閉そく(特殊)化。
二俣線 掛川−新所原〈1980.10改正〉

タブレット(併合は票券)

自動閉そく化

掛川●遠江桜木■遠江森●遠江二俣▲宮口●金指■西気賀▲三ケ日●新所原(併合閉そく…金指●新所原) → 糸崎車掌区車掌長様から情報をいただきました
現・天竜浜名湖鉄道。1987/3/15の転換直後も一部で非自動が残っていました。西気賀駅にあった腕木式の遠方信号機は国内最後のものと言われています。1988/3に掛川−金指間が、1984/2に金指−新所原間がそれぞれ特殊自動閉そく化。
清水港線 清水−三保〈1980.10改正〉

タブレット

路線廃止

清水●清水港第一(清水埠頭)■巴川口▲三保 → 糸崎車掌区車掌長様から情報をいただきました
晩年は旅客列車が「1日1往復」で有名でしたが、3閉そく区間に分かれていたとは驚きです。貨物も若干しか走ってなかったはずですが…。1984/3/31廃止。
関西本線 八田−木津/四日市−塩浜〈1965〉

タブレット(併合は票券)

自動閉そく化

八田▲蟹江■永和▲弥富●長島■桑名●朝明(信)▲富田●四日市▲南四日市■河原田★加佐登▲井田川■亀山▲関●加太■中在家(信)▲柘植●新堂■佐那具▲伊賀上野●島ヶ原■大河原▲笠置●加茂■木津(併合閉そく…八田◎弥富/四日市▼亀山/柘植●伊賀上野■大河原) →八田−四日市間は鉄道資料箱様掲載のダイヤグラムから、その他の区間はまゆつば鉄道様から情報をいただきました。
四日市■塩浜
名古屋−八田間は自動閉そく。また、当時の朝明(信)は現在地より約1キロ朝日方に位置する交換型信号場でした。東海道本線と並ぶ名阪ルートだったのも今は昔。現在もほぼ全駅交換可能でホ−ムも長く、幹線の面影を随所に見ることができます。
1967/1に八田−亀山間が自動閉そく化、1983/2〜3に亀山−木津間が自動閉そく(特殊)化。四日市−塩浜間の貨物支線は2016年中に自動閉そく化。
名松線 松阪−伊勢奥津〈1992.1.13〉 

松阪−家城…票券
家城−伊勢奥津…スタフ

非自動現役

松阪▼家城■伊勢奥津 → まゆつば鉄道様から1965年時点も同種別(ただし全区間票券閉そく)との情報をいただきました
松阪−家城間の票券閉そくは全国JR旅客線で唯一となりました。昔は松阪駅1番ホームから単独の線路で家城方面へ向かっていましたが、現在は0.9キロほど紀勢本線上を走ってから途中で分岐(分岐点まで松阪駅構内)する形となっています。
高山本線 岐阜−富山 

タブレット(併合は票券)

自動閉そく化

〈1966.9〉岐阜●長森■那加▲蘇原■各務ヶ原●鵜沼■坂祝▲美濃太田●古井■中川辺▲下麻生●上麻生■白川口▲下油井●飛騨金山■焼石▲少ヶ野(貨)■下呂●禅昌寺■飛騨萩原▲上呂●飛騨小坂■渚▲久々野●飛騨一ノ宮■高山▲上枝■飛騨国府▲飛騨古川●飛騨細江■角川▲坂上●打保■杉原▲猪谷●楡原■笹津▲越中八尾■速星▲富山
〈1967.10〉岐阜(上記に同じ)白川口●鷲原(信)▲下油井(上記に同じ)富山
(併合閉そく…岐阜■蘇原●鵜沼■美濃太田◎上麻生/白川口■下油井/焼石▼下呂■飛騨萩原▼飛騨小坂■久々野●高山)
少ヶ野(貨)=現・少ヶ野信号場。岐阜−飛騨古川間は飛騨宮田を除く全駅で通票扱いがあります。また、1967/3/19開設した鷲原信号場(白川口−下油井間)でも、自動化までの1年半ほどのあいだ通票扱いをしていました。1968/9に岐阜−高山間が単線自動閉そく化、同10月CTC導入とともに特急「ひだ」が登場。1969/9に高山−富山間が自動閉そく(特殊)化、同10月CTC導入。ちなみに飛水峡信号場上麻生−白川口間)と福来信号場(飛騨金山−焼石間)は自動閉そく化と同時の開設です。
しかしこれだけ早期に数々の設備投資をしたにもかかわらず、輸送密度だけで「地方交通線」に格付けされたのは解せない気がします。
太多線 多治見−美濃太田〈1967.7〉 

タブレット

自動閉そく化

多治見■姫▲広見●美濃太田
広見=現・可児。当時棒線駅だった小泉(多治見−根本間)はかつて交換可能駅でしたが、1989年に交換設備が復活しました。現在は自動閉そく式(特殊)ですが、自動化の時期は不明です。CTC導入は1993/10。
神岡鉄道(旧・国鉄神岡線)
 猪谷−奥飛騨温泉口〈1999.4.24〉

スタフ

路線廃止

猪谷▲神岡鉱山前●奥飛騨温泉口
1984/10/1国鉄から転換、終点の神岡が奥飛騨温泉口に改称されました。2閉そく区間連続スタフ閉そくは全国的にも珍しいのではないでしょうか。臨時列車などを割り込ませるのは至難の業と思われますが…。2006/11/30廃止。
大井川鐵道 金谷−新金谷(2001.9.2)

スタフ

非自動現役

金谷●新金谷
元・近鉄や元・京阪など通票とは無縁だった鉄道の車両もここではスタフと仲良く走っています。かつては蒸機とスタフの組み合わせも見られたのですが、今は新金谷折り返しとなってしまったためスタフ区間を走る姿は見られなくなりました。
明知鉄道(旧・国鉄明知線)恵那−明智

恵那−岩村…スタフ
岩村−明智…タブレット

自動閉そく化

〈国鉄明知線時代〉恵那■阿木▲岩村●明知
〈2000.7.22〉恵那■岩村●明智
1985/11/16国鉄から転換と同時に阿木での閉そく扱いがなくなり、明知駅が明智駅に改められましたが路線名は明知鉄道のまま。
転換後もしばらく非自動が残りましたが2004/3/23に特殊自動閉そく化されました。腕木式信号機や硬券も残っていたのですが。
長良川鉄道(旧・国鉄越美南線)美濃太田−北濃

美濃太田−美濃白鳥…タブレット
美濃白鳥−北濃…スタフ

美濃白鳥−北濃間
非自動現役

〈国鉄越美南線 1969.10.1〉美濃太田■加茂野●美濃関▲美濃市●美濃下川■深戸▲郡上八幡■美濃弥富●美濃白鳥▲北濃
〈2020.2.23〉美濃白鳥▲北濃
加茂野=現・富加、美濃関=現・関、美濃下川=現・大矢、美濃弥富=現・郡上大和。現在も長良川鉄道越美南線が正式線名です。1986/12/11国鉄から転換。1987/9に美濃太田−関間が、1991/3に関−美濃白鳥間がそれぞれ特殊自動閉そく化。
名古屋鉄道 三河線 吉良吉田−碧南/梅坪−西中金

吉良吉田−三河平坂…票券
梅坪−猿投…タブレット
猿投−西中金…スタフ

吉良吉田−碧南間
猿投−西中金間
路線廃止

吉良吉田■三河平坂▲碧南/梅坪▲猿投●西中金
両端部分は2004/3/31限りで廃止されてしまいました。吉良吉田−碧南間は日中以降は併合1閉そく●です。梅坪−猿投間はもちろん現在自動閉そく。
名古屋鉄道 尾西線 森上−玉ノ井〈1989.9.28〉 

森上−新一宮…タブレット
新一宮−玉ノ井…スタフ

自動閉そく化

森上▲萩原■苅安賀●新一宮★玉ノ井
尾西線も新一宮(現・名鉄一宮)駅高架化までは通票を使用していました。1995/4/1自動閉そく化。
名古屋鉄道 谷汲線 黒野−谷汲〈1989.9.28〉 

黒野−北野畑…票券
北野畑−谷汲…スタフ

路線廃止

黒野▼北野畑●谷汲
オールドタイマー750形の頑張っていたこの線も増発日以外は併合1閉そく。2001/9/30、惜しまれつつ廃止となりました。
名古屋鉄道 揖斐線 黒野−本揖斐 

スタフ

路線廃止

黒野●本揖斐
谷汲線と同じくここも750形の仕事場でした。揖斐線はこの区間が2001/9/30廃止、残りの忠節−黒野間は岐阜市内線・美濃町線・田神線とともに2005/3/31限りで廃止となり、これで名鉄における600V区間は一気に消滅してしまいました。
名古屋鉄道 八百津線 明智−八百津 

スタフ

路線廃止

明智●八百津
昔は電化されていましたが、架線が撤去されLEカーの天下となりました。2001/9/30廃止。
名古屋鉄道 築港線 大江−東名古屋港〈1989.9.29〉 

スタフ

非自動現役

大江▲東名古屋港
ここのスタフは津軽鉄道末端部と同じく、金属棒の先端に▲の真鍮板を付けた棒状通票です。通常のタブレットキャリアより少し小振りの専用キャリアの中央部に、ぶら下がるような形で支持されていて、キャリアの輪の部分を持って受け渡しされます。
名古屋鉄道 美濃町線 梅林・田神−美濃〈1989.9.28〉

通票式

路線廃止

   梅林■競輪場前▲野一色●日野橋■下芥見▲白金●赤土坂■新関▲神光寺●美濃   
田神■市ノ坪●┛                      ┗●関
新関−美濃間の廃止後に新設された新関−関間も通票式で開業しました。路面電車には「閉そく」の概念がありませんから、通票の持つ意味合いは鉄道線とは少し違います。日中は完全ネットダイヤが組まれていましたが、始発・終発付近では続行運転をうまく利用して各区間に通票をばらまき、または回収していました。残存区間も存続に向けた協議が不調に終わり、岐阜市内線・田神線・揖斐線とともに2000年ごろ自動信号が導入されましたが、2005/3/31をもって全線廃止。
尾小屋鉄道 新小松−尾小屋〈1974.9.1現在〉

新小松−金平…票券
金平−尾小屋…スタフ

路線廃止

新小松●金平▲尾小屋 → まゆつば鉄道様から情報をいただきました
非電化の軽便鉄道として最後まで残った路線。かつては西大野と観音下(かながそ)でも閉そく扱いをしていたとのことです。1977/3/20廃止。

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