線区別通票種別一覧

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2008/6/29 「ふらっとレ−ル」のt_yosi様から国鉄時代の「四国支社 運転関係基準規程」(昭和44年3月発行)の写しをご提供いただきました。これにより追加した内容には文中〈1969.3発行「運転関係基準規程」による〉と表示してあります。

高徳本線 栗林−吉成

タブレット

自動閉そく化

〈1969.3発行「運転関係基準規程」による〉栗林■屋島●志度▲造田■讃岐津田●丹生■三本松▲讃岐白鳥●引田◎讃岐相生■阿波大宮●板野▲板東■池谷●勝瑞■吉成
JR四国から通票が消えて久しくなりますが、かつては通票王国とも言うべき繁栄ぶりでした。この線の通票閉そく区間が中途半端なのは、他線が合流し構内配線が複雑な高松・佐古両駅での通票扱いを回避したためだと思われます。1977/2に全線自動閉そく(特殊)化し、同年3/15にCTC導入。現在は高松−屋島間と勝瑞−徳島間の両端部のみ単線自動閉そくとなっています。
牟岐線 徳島−海部

タブレット

自動閉そく化
一部を阿佐海岸鉄道へ移管

〈1969.3発行「運転関係基準規程」による〉徳島▲二軒屋■地蔵橋●中田◎南小松島■立江●羽ノ浦■阿波中島▲阿南●阿波橘■桑野▲阿波福井●由岐■日和佐▲牟岐
〈1986.3.13〉徳島▲二軒屋●中田◎南小松島■立江●羽ノ浦■阿南●
桑野▲由岐■日和佐▲牟岐◎海部
土讃線高知以西とともに四国では比較的後年まで非自動閉そくが残っていた路線で、急行「むろと」の通過授受が見られました。1973/10/1牟岐−海部間が開業し、1986/11/1に全線特殊自動閉そく化。
阿波海南
−海部間は2020/11/1に阿佐海岸鉄道へ移管されたのち、2021/2/1にDMVが導入されました。
鳴門線 池谷−鳴門

タブレット

自動閉そく化

〈1969.3発行「運転関係基準規程」による〉池谷▲鳴門
途中駅はすべて1面1線の棒線路線ですが、鳴門駅には2線あるので続行運転も可能です。1977/2高徳線と同時に自動閉そく(特殊)化、同年3/15にCTC導入。
鍛冶屋原線 板野−鍛冶屋原

票 券

路線廃止

〈1969.3発行「運転関係基準規程」による〉板野◎鍛冶屋原
高徳線全通以前からの歴史を持つ路線でしたが、利用客も少ないまま1972/1/16限りでひっそりと廃止。国鉄バス鍛冶屋原線に転換されたものの、ジェイア−ル四国バスになってからこれも撤退してしまいました。
小松島線 中田−小松島

タブレット

路線廃止

〈1969.3発行「運転関係基準規程」による〉中田▲小松島
小松島港を発着する航路との接続路線として開業し、小松島駅ホ−ムから0.3キロ先の小松島港臨時乗降場が事実上の終着駅だったユニ−クな路線でした。小松島港からの定期航路撤退により1984/3/14廃止。
徳島本線 蔵本−辻

タブレット

自動閉そく化

〈1969.3発行「運転関係基準規程」による〉蔵本■府中▲石井●牛島■鴨島▲阿波川島●学■山瀬▲阿波山川●川田■穴吹▲小島●貞光■阿波半田▲江口●阿波加茂■辻
ここも高徳本線と同様、他線との合流駅である佐古・佃での通票扱い回避のため両端部が早々に自動化されていました。1982/12/15に自動閉そく(特殊)化及びCTC導入。
土讃本線 高知−窪川

タブレット

自動閉そく化

〈1969.3発行「運転関係基準規程」による〉高知●旭■朝倉▲伊野●日下■西佐川◎佐川●斗賀野■吾桑▲多ノ郷●須崎■土佐久礼▲影野●窪川
〈1986.3.14〉高知(この間上記と同じ)日下■西佐川●斗賀野(この間上記と同じ)窪川
四国では最も遅くまで特急と通票の組み合わせが見られた区間でした。現在佐川の交換設備は復活しています。斗賀野−多ノ郷間はDF50牽引の石灰石列車で名を馳せていました。1986/11/1特殊自動閉そく化。
中村線 窪川−土佐佐賀

タブレット

自動閉そく化

〈1969.3発行「運転関係基準規程」による〉窪川▲土佐佐賀
現・土佐くろしお鉄道中村線。国鉄中村線として最初は土佐佐賀まで部分開業し1970/8/19に自動閉そく(特殊)化。のち1970/9/1に中村まで延長開業、1974/3/1には予土線全通とともに川奥信号場が設置されました。
予讃本線 伊予西条−宇和島 

タブレット

自動閉そく化

〈1969.3 発行「運転関係基準規程」による〉伊予西条▲石鎚山◎伊予小松●壬生川■伊予三芳▲伊予桜井◎伊予富田●今治■波止浜▲大西●伊予亀岡■菊間▲浅海◎伊予北条●粟井■堀江▲伊予和気◎三津浜●松山■北伊予▲伊予市◎三秋(信)●伊予上灘■下灘▲喜多灘◎伊予長浜●伊予白滝■五郎▲伊予大洲●伊予平野■千丈 ▲八幡浜●双岩■伊予石城▲卯之町●下宇和■立間▲伊予吉田◎北宇和島●宇和島
〈1986.3.11〉伊予上灘■伊予長浜●伊予白滝
1969/3時点では多度津伊予西条間は単線自動閉そく式(RC制御)で、1970年前後に同方式が松山まで延長されました。
1986/3/3に
内子線を含む山線開業とともに松山−伊予若宮信号場間が単線自動閉そく式、伊予若宮(信)−宇和島間が特殊自動閉そく式となりましたが、海線の伊予上灘−伊予白滝間だけはなぜかタブレット閉そくがしばらく継続。向井原−高野川間には三秋信号場跡が生々しく残っていました。海線は1991/11/21特殊自動閉そく化し、これによりJR四国から非自動閉そくが完全消滅しました。
内子線 五郎−内子

票 券

自動閉そく化
(五郎−新谷間廃止)

〈1969.3発行「運転関係基準規程」による〉五郎●内子
1986/3/3に予讃線山線の一部に組み込まれながらも線区としては存続していますが、単線自動閉そく・一線スル−・強化された路盤など、盲腸線のころを偲ぶ面影はほとんど皆無と言ってよいでしょう。現在の五郎駅はこちら
宇和島線 北宇和島−江川崎

タブレット

自動閉そく化

〈1969.3発行「運転関係基準規程」による〉北宇和島■伊予宮野下▲近永●江川崎
現・予土線。1974/3/1に川奥信号場まで全通するとともに特殊自動閉そく化されました。
とさでん交通(旧・土佐電気鉄道)伊野線
朝倉−伊野〈1987.10.8〉

通票式

自動信号化

朝倉▲八代◎伊野
軌道線の「通票式」が施行されていた最後の線区でした。八代通−中山間にある交換場所「八代」(とさでん交通社内では「八代行違い場所」と称されているとのことです)で一旦停止し、運転士どうしが電車の窓越しに 通票を受け渡ししていました。かつてこの区間の列車交換が行われていた宇治団地前−八代通間の行き違い場所が国道33号西バイパス建設工事に伴って廃止され、その代替交換設備として2014/11/11に設置されたのが現在の「八代」です。ちなみに八代−伊野間の◎は第4種楕円と思いきや、実は「細長くひしゃげた円形」です。
当区間では、始発・終発前後に保安区間の併合運転と、続行票を掲出した続行運転が見られました。通票式の詳細については
とさでん交通伊野線における通票式と続行運転をご覧ください。
※2021/1/9ダイヤ改正で八代での通票授受が行われなくなり
朝倉◎伊野となったのち、2023/4/9限りで自動信号化(軌道回路検知式)され通票は姿を消しました。
住友別子鉱山鉄道 新居浜港−端出場〈1966〉

タブレット

路線廃止

新居浜港●星越◎山根■端出場(はでば) → まゆつば鉄道様から情報をいただきました
星越はスイッチバック式の停車場でした。台風の被害等もあり、1977/2/1に廃止。
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