おおさか東線・城東貨物線 正覚寺信号場 

南行列車(放出→久宝寺)から前望 
2008/5/6よんかく撮影 
                             →関西本線との分岐合流点など(田中様ご提供)

放出
おおさか東線列車が到着

折り返し久宝寺行が入線

運転時刻表

見えにくいが「正覚寺(信)」の文字

放出を発車
学研都市線(片町線)快速と並走

この先右方へカーブを切り南向きに進む

JR長瀬

高架化・旅客線化以前には、この近くに蛇草信号場があった

進路表示器付きの第1閉塞信号機
正覚寺信号場の場内信号機

本線側は「東場」、分岐側は「貨場」の標示

右方(平野・百済方)へ非電化単線の貨物線が分岐して行く
貨物線側に見えるのは注意現示の閉塞信号機
この信号機の裏側に場内信号機が設置されている

高架を降りきったところが大和路線(関西本線)
との分岐合流点

関西本線との分岐合流点など(田中様ご提供)へ

<現地情報>

位 置

おおさか東線JR長瀬から2.0キロ、新加美から0.7キロ、関西本線平野から0.9キロ地点

所在地
大阪市平野区加美正覚寺3丁目と同区加美東1丁目との境

交 通 
おおさか東線列車から前望(高架上のため現地訪問不能)

現地の状況
おおさか東線から平野方への貨物線を分かつ分岐型信 号場。単純分岐なので、各方面外方への場内信号機が設置されているのみで出発信号機は存在しない。2008/3/15のおおさか東線開業以前は、地平を 走っていた城東貨物線の八尾及び平野(百済貨物駅)への二股分岐点がほぼ同じ位置にあった。現在も当信号場ー平野間は城東貨物南連絡線(戸籍上は片町線の 支線)となっている。
現在、当信号場から平野方へ分岐した線路は、高架を下りるとともに関西本線上り線(奈良方面行)と並行して平野駅構内へと進入し、百済貨物ターミナルに至っているが、当ページの撮影当時はこの平野方への貨物線は高架から下りたところで
関西本線上り線に合流し線路を共有していたため、百 済行貨物列車がこの地点から平野駅までの数百メートルを「逆走」するシーンが見られた。この合流点(百済第一)は平野駅構内扱いであり、平野方から来る列 車を振り分けるための信号機は平野駅の第2出発信号機となっていた。逆に、正覚寺方からの列車に対しては百済駅の第1場内信号機が立ち、これも「逆走」現 象とともに、両者が1本の線路を共有していることを如実に示す証左であった。なお、梅田貨物駅の一部機能が百済貨物ターミナルに移転されたことに伴い、 2010年10月に現在の貨物専用の線路が新設され、関西本線上り線との線路の共有状態は解消された。
な お、この百済第一分岐合流点はかつて、一時期平野駅構内扱いとなった時期を挟んで2代にわたり「正覚寺信号場」を名乗っていた。1961年に再び平野駅構内となったため信号場の座を失ったが、それから半世紀弱の時を経て、位置は変わったものの「正覚寺信号場」の看板が復活したことになる。