信楽高原鐵道 小野谷信号場   2003/7/27撮影

信楽行列車から前望

木の陰でよくわからないが
使用停止中の下り場内信号が横向きに立つ

山の中に忽然と現れた感じがする
下り出発信号

上り場内信号

信楽の出発信号以外の信号機は
すべて横向きにされている

事故現場近くに立つ石碑

この写真の右後方に大きな慰霊塔がある


<現地情報>

位 置
信楽高原鐵道貴生川から6.5キロ、紫香楽宮跡から3.1キロ地点 

所在地
滋賀県甲賀郡水口町大字牛飼

交 通 
信楽町から国道307号線で貴生川方面へ約7キロ

現地の状況
1991 年春に信楽町で開催された「世界陶芸祭」に合わせ、輸送力増強のため同年3/16開設。これに伴い2閉そく区間の信号システムを新設したが、システム上の不 備による信号トラブルが原因となって5/14に信楽高原車と乗入れJR車との正面衝突事故が発生、死者42人という大惨事となった。この事故については 京都新聞社リポート赤信号で走った列車が詳しいので参照されたい。事故後、信楽高原鐵道は半年以上運行を休止していたが、1991/12/8に全線1閉そくのスタフ閉そく式により運行を再開し、現在に至っている。当信号場は事故発生以来営業運転では使用されていないが、配線と信号機は存置されている。
配線は、単線だったところに腹付けで上り線を設置したので見かけ一線スルーであるが、実際はもちろん一線スルーではない。信楽方に小さなハットがある。地図を見ると
国道307号線に沿っているが、写真のとおり信号場の両側は木々が生い茂り、まるで山の中のようだ。→非自動写真館信楽高原鐵道