志布志旧駅の残骸

志布志駅前の

草茫茫の原っぱに何かが立っていた

腕木をもぎ取られた信号機…!

風雨に耐えながら

列車の運行を見守ってきたのに

線路がめくられると

こんなにも変わり果ててしまうのか


志布志はかつて、3本の鉄道が集結する「鉄道の町」だった。

[志布志線(西都城−志布志)、大隅線(志布志−鹿屋−国分)、日南線]

大きな駅の構内には腕木式信号機が林立し、隣接する志布志機関区(鹿シシ)にはキハ20や25がたむろしていて、

交通の要衝らしい活気に溢れていた。

志布志が日南線だけの駅になってしばらくの間、旧駅は寂しい姿をさらしていたが、

今は駅前広場として整備されていると聞いた。

現在の志布志駅周辺(「非自動の忘れ形見」内)
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