岩徳線・錦川鉄道 森ヶ原信号場  前望編追加情報 
現 地 編2002/8/9撮影)

岩国方を見る

簡素な小屋がぽつん

錦川鉄道側から列車が入線

制限20なのでそろりそろりとポイントを渡る

分岐の岩徳線側

こっちを向いているのは柱野駅の、
あっちを向いているのは信号場のそれぞれ場内信号機

場内信号同士が背中合わせに立っているのが珍しい

錦川が出ていった直後に進入するJR  ダイヤ組成の都合上、このような通過パターンが多い

前 望 編(2007/4/29撮影)

【追加情報】新幹線保線区分岐と森ヶ原信号場・御庄駅の関係

<現地情報>

位 置
岩徳線川西から1.9キロ、同線柱野から1.0キロ、錦川鉄道御庄から2.0キロ地点 

所在地
山口県岩国市御庄

交 通 
岩国駅または新岩国駅からいわくにバス大藤行で思案橋停下車、または岩徳線柱野駅から徒歩で約1.5キロ

現地の状況 
信号場の下をくぐってすぐ左手に小屋が見える。道路と信号場が極めて近接し、ほとんど両者いけいけ状態。周りは木々が生い茂って鬱蒼としているので、まさかこんなところで線路が分岐しているなんて…と思ってしまうだろう。分岐を直進するJR側は上下とも制限55となっているが、分岐の川西方で制限25がかかるので、実際はJRも20キロ位まで速度を落としてそろそろと通過していく。単純分岐式の信号場なので3方向の外方に対する場内信号機がそれぞれ立つのみで、出発信号機は存在しない。
道路は信号場前から上り坂になっているため、少し登って振り返ると一番下の写真のような眺めが展開する。線路はそのままトンネルに入って岩国へ向かう。ただし道路は1車線の割に通行量が多いので、歩行には十分な注意が必要。
現地訪問する場合、上記のいわくにバス大藤行は本数が極めて少ないので、岩徳線柱野駅から歩く方がよいと思われる。川西駅から行こうとすれば欽明路道路というむちゃくちゃ交通量の多い県道を通ることになり、しかも急坂・トンネルまであるので徒歩ではとても無理。いっそのこと列車に乗って運転席横でかぶりつくのが最も安全で手っ取り早いか。

当信号場に関するその他の情報
1960年の開業当初、分岐のポイント操作は岩日線(現・錦川鉄道)列車の運転士と車掌が行っていた。例えば岩日線下り列車は、分岐手前で一旦停止して運転士がポイントを反位(岩日方)に転換、分岐通過後再停止し車掌が定位(岩徳方)に戻すという取り扱いが行われていたという。
閉塞方式が気になるが、当時の閉塞についての資料などがないため推測するしかないが、仮に通票閉塞方式だった場合、
森ヶ原のポイントは通票鎖錠装置付き転轍機であったと考えられる。通票鎖錠装置付き転轍機は普段は定位に鎖錠されているが、当該区間の通票を通票鎖錠装置に挿入すれば転轍機を反位に転換することができるというもので、列車密度の低い非自動閉塞線区で見られた。しかし、分岐した列車は通票をそのまま岩日方へ持ち去ることになるので、岩日線上り列車が再び西岩国に到着して閉塞を解除しないと岩徳線列車は運転できないこととなってしまう。
あるいは、西岩国で岩徳線柱野方・岩日線北河内方の両方の閉塞を取り扱っており、森ヶ原は途 中の単なる分岐ポイントであった、と考えられなくもないが、西岩国ー柱野間と西岩国ー北河内間の閉塞を同時に承認しないような仕組みが必要であること、岩日線下り列車が森ヶ原から12キロ先の北河内に到着しないと岩徳線列車を西岩国または柱野から出発させられないこと、岩日線下り列車がポイント転換を失念して岩徳線方へ冒進する可能性があること、など問題点が多い。このあたりの取り扱いについては残念ながら、今となっては知る由も無い。
そして、いつの時点からか森ヶ原のポイントは柱野駅の信号扱所から遠隔操作されるようになり(おそらく単線自動閉塞導入と同時)、現在は広島のCTCセンターで制御している。