新幹線保線基地分岐と森ヶ原信号場・清流新岩国駅(元・御庄駅)の関係

森ヶ原信号場、清流新岩国駅、そして新幹線保線基地分岐に関係して、下の図のとおり計6基の信号機が存在する。


@は岩徳線方・錦川鉄道方に
それぞれ3灯式信号機が設置され、分岐における進路方向を現示する。
Aの岩徳線柱野駅下り場内信号機とBの
森ヶ原信号場上り場内信号機は、森ヶ原トンネル入口近くに背中合わせに設置されている。

信号機CとDの間は「森ヶ原北着発線」と呼ばれる区間で、Dの清流新岩国方すぐの所に新幹線保線基地への分岐があって、入換
信号機と信号扱所のような小屋が設けられている。
この分岐から
保線区へ入る車両はDの停止現示で停車の後、入換信号機の指示に従って入換扱いで分岐を渡って行ったものと思わ
れる。なお、現在この入換信号機は横を向けられて使用休止(事実上廃止?)となっている。

信号機Eは森ヶ原北着発線」の場内信号機、すなわち錦川鉄道側の森ヶ原信号場上り場内信号機で、錦川鉄道の運行面でいえば
@からEまでが
森ヶ原信号場構内という扱いである。

新幹線保線基地への分岐が機能停止となった現在、CDを廃止してEを森ヶ原信号場上り場内信号機としても不都合はないかに思
えるが、わざわざ費用を投じて信号機の配置変更を行う積極的理由もないため、このままで存置されているのであろう。