信号場ダイヤグラム 北越急行ほくほく線(六日町ー犀潟間)
2009/8/15現在(破線は臨時列車。JR線部分は特急「はくたか」のみ記載)

拡大図 全図 6時台〜16時台 13時台〜23時台
2018/2/1現在

拡大図 全図 6時台〜16時台 13時台〜23時台
ひとこと
北 陸新幹線金沢開業をもって特急「はくたか」が撤退し、普通と快速のみのシンプルなダイヤとなったほくほく線。特急運転時のダイヤと現行ダイヤを並べてみると、華やかな輝きを放っていた赤い線の威力と、いずれこうなることは分かっていても宿命に抗えなかった路線の悲哀を改めて思い知らされる。
特急があった頃の当路線は十日町と虫川大杉の2駅で列車交換・待避の大半を扱っている印象があるが、赤倉・薬師峠信号場で各6回、儀明信号場で8回の列車交換(臨時列車を除く)が行われており、トンネル内信号場というハンディ?をはね退けてまずまずの稼働状況を示していた。管理人よんかくも当路線で特急とのトンネル内交換を経験したが、通過の轟音とともに風圧で車体が揺れ、いかに信号場愛好家とてあまり気持ちの良いものではなかった。
一方、特急スジのなくなった現行ダイヤでも普通・快速の朝の混み具合と日中以降のほぼ1時間ヘッドは変わることなく、そればかりか区間運転が延長され全列車全区間運転となったのは賞賛に値する。3信号場の動向については、赤倉・薬師峠信号場の交換設備が使用休止となったため上図のとおり両信号場での列車交換はなくなり、儀明信号場でも朝に1回だけ交換が見られるのみである。なお、赤倉・薬師峠信号場においても場内・出発信号機は稼働(副本線側の信号機は廃止)しており、閉そく区間の境界としては機能しているが、停車場間にあった閉そく信号機は六日町ー赤倉信号場間とくびきー犀潟間を除いて全て撤去され、赤倉信号場ーくびき間は停車場間1閉そく、つまり特殊自動閉そく式のように先行列車が次の停車場に到着しないと続行列車が出せない信号システムとなっている。
地域輸送に徹することとなった当路線だが、持ち前の高速運転とフリークエントサービスに加えて超快速「スノーラビット」などの意欲的なスジを駆使して、貪欲に利用客を確保しながら、今後おおいに飛躍されんことを期待したいところである。
関連リンク
信号場一覧私鉄・第三セクター線(西日本)