谷 汲 駅 跡


1996(平成8)年に完成した新駅舎だったが、そのわずか5年後に谷汲線が廃止、駅としての機能を失ってしまった
現在は車両の静態保存と資料の展示などが行われている




(旧)の文字があるものの、現役の駅と見間違えそうな…


横に回ればますます現役の駅っぽい


谷汲線の主力だったモ755と、同じく600V路線のオールドタイマー・
モ514が並んで余生を送っている


なんとまぁこんな標識まで残っていたとは
非自動愛好家としては感激の一言の尽きる


1926(大正15)年落成の丸窓電車モ514
美濃町線での運用が長かったが、晩年は岐阜市内線〜揖斐線黒野と
多客期の谷汲線が主な働き場



市内線の併用軌道を行く姿は迫力があった
車内の転換クロスシートは昭和40年代に装備されたもの



モ755は1928(昭和3)落成
昇圧前の瀬戸線などでも活躍したが、晩年はもっぱら揖斐線の
黒野ー本揖斐間と谷汲線の運用に就いていた



モ755は内部も見学可能
板張りの床面



運転席はかなり窮屈そう
ドア開閉スイッチの下に通票掛けが残っている



揖斐線・谷汲線は名鉄でもかなり早期にワンマン化された線区


岐阜駅前ー忠節間が併用軌道の岐阜市内線
道路混雑のため岐阜駅前まで来れず新岐阜で折り返す電車が
大半だった



(いずれも2020/2/23撮影)