<現地情報>
位 置
美祢線湯ノ峠から2.4キロ、厚保から3.6キロ地点
所在地
山口県山陽小野田市大字厚狭
交 通
湯ノ峠から国道316号線を北へ約1.5キロ、松ヶ瀬集落を経て線路沿いに
現地の状況
かつては石灰石を積んだ貨物列車が頻繁に往来していた美祢線。当時は多忙を極めた当信号場も、貨物削減のあおりを受けて1997/3/22に廃止されてしまった。鴨ノ庄信号場と
長年ペアを組んできただけに、美祢線ファンには大嶺支線廃止とともに一抹の寂しさがあるだろう。上り線があった部分の空地は現在は雑草に覆われて往時の面影をとどめていないが、信号場小屋が設置されていたと思われるプラットホームだけがその存在を物語っている状況である。
松ヶ瀬は「厚狭川の七ツ瀬」の1つに数えられる渓谷美の地で、信号場跡を挟む湯ノ峠−厚保間の厚狭川沿いは撮影名所として知られている。写真をご提供下さった美祢ホリック様によると、国道316号線松ヶ瀬橋北側あたりから美祢線松ヶ瀬橋梁の方へ延びる細道をたどっていけば当所に到達できるとのこと。松ヶ瀬橋を過ぎてすぐ右手の朝市の広場(写真右側の白い建物)にクルマを停めることができる。なお、松ヶ瀬橋梁付近は水気が多いため蛇が多数生息しているらしく、当所までの道は雑草が生い茂っていることもあり、訪問の際には細心の注意が必要だろう。
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