東海道本線 南荒尾信号場 2003/3/30撮影 
大垣方にある下り第1閉塞信号機
3基の場内信号機が待ち受ける

場内信号機の標示

左から
垂…垂井線
東…東海道下り線
赤…美濃赤坂方面

右方へ分岐していくのは美濃赤坂線
築堤から下りてくるのは東海道上り線(数キロ先で垂井線と並行する)
左方へ曲がっているのは東海道下り線と垂井線
左:垂井線 右:東海道下り線

右側の下り線はこの先で上り線とアンダークロスでねじれて北方へ去り、そのあと上り線が垂井線と並行するようになる

<現地情報>

位 置
東海道本線大垣から3.1キロ、上り線垂井から5.0キロ、下り線関ヶ原へ13.8キロ、美濃赤坂線荒尾から0.3キロ地点 

所在地
岐阜県大垣市熊野町

交 通 
東海道本線(美濃赤坂線)荒尾駅下車

現地の状況
東海道線上り線(垂井経由)、下り線(新垂井経由)、通称垂井線、通称美濃赤坂線の4重分岐。東海道線が大垣ー関ヶ原間で上下線分離しているのはよく知られているが、
下り線は垂井駅から遠く離れた北側を走るため、垂井に停車する下り普通列車は東海道線支線の「垂井線」を走行する。「垂井線」は東海道上り線とぴったり並行しているので第二下り線のように思えるが独立した単線路線である。ただし「垂井線」は線路規格が本線に比べて低いため事実上普通列車専用であり、垂井に停車しない優等列車や貨物列車は本来の下り線を走行する。
「垂井線」は当信号場から関ヶ原まで続くが、関ヶ原では「垂井線」から東海道上り線へ転線できないので、関ヶ原で折り返し始発となる上り列車は関ヶ原→垂井は「垂井線」上を走行し、あたかも複線上を右側通行(逆行)しているような光景が見られる。そのため「垂井線」の垂井−関ヶ原間には上下両方向に対する閉塞信号機が設置されている。

南荒尾信号場付近配線概図(青矢印は列車の進行方向)