現地の状況
近
鉄のナローゲージ路線、内部・八王子線にかつて存在した交換型信号場。起点の近鉄四日市駅からわずか数百メートルという至近距離に信号所を設けた理由については定かではないが、当時のダイヤパターンの関係上、近鉄四日市駅構内の列車の出入りを円滑にするための安全弁的な役割を果たしていたものと推測される。また、過去から当路線の停車場には安全側線が設置されていないが、当信号所だけは場内信号で警戒現示を出すことにより上下同時進入を可能にしていた時期があったという(Wikipedia近鉄内部線による)。
ちなみに同駅は現在も上の写真のように交換設備の路盤が残っていて、位置をある程度特定することが可能。
なお、当路線開業当初には南浜田駅が設置されていたが、当信号所とは位置が異なるため両者に直接の関係はない。南浜田駅は現・近鉄四日市駅の移転に伴う線路付け替えなどの事情により、当信号所開設のかなり前に廃止されている。