石勝線 ホロカ信号場  

現 地 編 2005/6 はるか様ご提供      信号場串刺し特急「スーパーおおぞら」前望(2005/7/30よんかく撮影)

信号場では珍しく、改称した経歴を持つ


上り方を見る

信号場小屋前の一線が撤去された跡がある

以下 2005/7/29 よんかく撮影

上り方を望遠で

出発が進行現示だが、当分列車は来ない

こちらは下り方


石勝線の信号場はカーブ上にあるものが多いので
中継信号機や出発反応標識が必需品である

信号場串刺し特急「スーパーおおぞら」前望2005/7/30よんかく撮影

<現地情報>

位 置
滝ノ沢(信)から6.9キロ、トマムから6.0キロ地点 

所在地
北海道勇払郡占冠村字下トマム

交 通 
占冠から道道136号線(夕張新得線)を新得方面へ約15キロ、幾寅への分岐点を過ぎてすぐの石勝線高架下から左へ信号場登り口あり

現地の状況
石 勝線標準仕様の、交換・待避ともに可能な信号場。計画段階では下トマム駅となる予定だったが、オサワ等と同様周辺人口がほぼ皆無となったため信号場として設置された。開業当初は中線を持つ3線構造で、のちに下り本線(最も信号場小屋側の線路)を撤去して中線を下り本線に変更した。元の下り本線はバラスト敷きの跡地のみが残る。
最初は「トマム信号場」を名乗っていたが、1987年2月に隣の石勝高原駅が最寄りの
アルファリゾート・トマムに合わせてトマム駅と改称することになったため、同時に改称せざるを得なくなってしまった。とんだしわ寄せを食うことになったわけだが、石勝高原というとってつけたような人工的造語を返上して地元の地名であるトマムを駅名に採用したこと自体は好ましいことであり、当信号場も代わりに「ホロカ」という北海道風味豊かな名を与えられ、まずは一件落着と言ったところだろうか。ホロカの名は鵡川の支流であるポロカトマム川が近くを流れていることによると思われる。他に「幌加」などと漢字をあてた所もあり、ホロカ(ポロカ)は道内ではよくある地名のようである。ついでながら「ホロカ・ナイ」は「逆流する川」の意だという。