このサイトについて

当サイトをご覧いただき、まことにありがとうございます。

まず通票とは何ぞやとの疑問を持たれた方が多いことでしょう。そのような方は通票は列車の通行手形を御参照下さい。

あとタイトルにあるよんかくの意味ですが、これは四角のことでして、鉄道の現場では「しかく」とは言わずにこう呼び習わしておりました。通票よんかくとは第2種通票のことを指しています。

ではタイトルがなぜ丸や三角でなくて四角なのかという瑣末な…いや鋭い指摘をされる方もいそうですが、これは管理人が所有している通票がたまたま第2種である、ただそれだけの理由であります。

また現在の鉄道法規等では、閉塞方式によって「通票」「タブレット」「スタフ」という言葉の使い分けをしていますが、当サイトではこれら3種類の総称として「通票」という語を使っている部分があります。この点、現行の法規関係等と表現が食い違っておりますが、ご了承下さい。

インターネットを通じて全世界の情報が即座に得られる時代に、いちいち人手による取扱いを介さないと列車を発車させることができない運行管理システムなど過去の遺物であり、ノスタルジーの対象でしかないとお考えの方は多いと思います。ただ、今後信号システムが高度化し、ますます人手がかからずそして信頼性の高い仕組みが構築されようともやはり「鉄道を動かすのは人」という基本理念は変わり得るものではないと考えています。永年に亘って列車の安全運行を担保してきた非自動閉塞方式はその基本理念中の基本であり、閉塞の概念を最も忠実に体現しているとの思いを管理人自身非常に強く持っております。なぜ単線区間で列車は安全に走ることができるのか、との問いに対しては、非自動閉塞方式の原理を知れば最も明解な答えが発見できるのではないかと思うのです。

当サイトは決して目新しい話題を皆様に提供できるものではありませんが、鉄道の安全を支える信号システムの原点とその重要性を皆様に再認識していただく契機となれば、これにまさる喜びはありません。

…と書けば「自分の喜びのために開設しているサイトなんて自己満足以外の何ものでもない」と言われそうですね。それはそのとおりだと思います。もちろんそうならないように努力せねばと思ってはおりますが。