根室本線 常豊信号場
現 地 編  2004/10/17撮影 Sエアポート様ご提供       
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信号場串刺し特急「スーパーおおぞら」前望 (2005/7/30よんかく撮影)
下り方(釧路方面)を見る  構内全体が緩やかなカーブを描いている
上り方終端
簡素なホームと立派な鳥居が設置されている(左が上り線) ホーム上には四角い穴 

上りホーム階段にタブレット閉塞時代の名残りが

ホーム上の四角い穴には
タブレット授受柱が差し込まれていたのだろうか


上り方を望む

信号場串刺し特急「スーパーおおぞら」前望2005/7/30よんかく撮影)

<現地情報>

位 置
根室本線浦幌から4.3キロ、上厚内から7.5キロ地点 

所在地
北海道十勝郡浦幌町字常豊

交 通 
浦幌町から道道56号線を北へ線路沿いに

現地の状況
根 室本線上落合信号場(石勝線との合流点)ー釧路間は、列車密度が高い割に駅間距離の長い区間が多いため、交換可能な信号場を9か所も抱えている。ここは釧路側から数えて2番目にあたる信号場で、形態は一般的な交換型。線形は一線スルーだが、上下双方向に発車できる信号設備となっているのは上り線のみで、下り列車は同方向の待避が可能であるが、上り列車は下りとの交換しかできない。信号場構内全体が大きく湾曲しているため、上下線ともに出発信号の中継信号機が設置されている。
信号場にしては立派なホームがあり、かつてはタブレット授受時に使用されていたと思われるが、他にこのようなホームを持つ信号場はほとんどなく、主たる設置理由は不明である。ちなみに、当信号場は1971年8月の自動閉そく化に伴い無人化されている。鳥居(駅名標)は道内では石勝線の信号場で多く見られるが、その他ではほとんど設置されておらず、この点についても珍しい存在と言えよう。
現地訪問するには、浦幌から道道56号線を北上するとしばらく線路と道路が並んで走る部分があり、両者が分かれるあたりに踏切があるのでそこを渡るとよい。