大阪環状線・大阪臨港線 境川信号場 2002/9/14撮影

大阪環状線内回り電車の車内から

弁天町方の場内信号機

右側の高架は外回り線
その左隣の線路が臨港線

正面は大阪ドーム

大阪環状線と臨港線の合流部分

中央少し右寄りに信号場の小屋が見える

左側に立つ信号機は出発信号機

繁栄商店街横の踏切から信号場方面を見る

正面のガードをくぐれば信号場

今日は牽くべき貨物がない


<現地情報>

位 置
大阪環状線弁天町から1.0キロ、大正から0.8キロ、大阪臨港線浪速(貨)から2.3キロ地点 

所在地
大阪市港区南市岡一丁目

交 通 
大阪環状線弁天町駅から南東へ約1.0キロ、大阪シティバス南市岡停留所からすぐ

現地の状況(撮影時点)
都会のまん中の信号場。高架のすぐ横までは行けるのだが、もちろん高架上に上がることはできないので、事実上到達不可能。大阪環状線列車のかぶり付きに立っていると分岐の様子などがよく分かる。環状線今宮−境川間はもともとあった臨港線の線路敷を流用して建設されたので、臨港線が直進して環状線がカーブして行く様子を見ると、この信号場が「臨港線から環状線が分岐して行く」場所であることがわかるだろう。 南市岡三丁目の「繁栄商店街」横の踏切からかろうじて信号場の入り口あたりまでは見ることができる(下の2枚の写真)。臨港線列車の当信号場でのダイヤは浪速(貨)行が10:06と16:06ごろ、大正方面行が10:44と17:03ごろの1日2往復(夕刻のは月水金のみ)、 しかもウヤが多いらしいので、列車を捕まえるためには運と忍耐が必要。列車が来たとしても、単機で往復というパターンもよくある。

臨港線は2004/11/8に休止→2006/3/31に廃止。
分岐が撤去された後も環状線上の場内・出発信号機は稼働し、運転時刻表には「境川」の記載が残っていたが、2007/5/19正式に廃止となる。
内回り線と外回り線の間にあった分岐と着発線の部分は現在空地となっている。また、臨港線をオーバークロスしていた外回り線の一段高い高架橋もそのまま残り、外回り電車は今となっては無意味なアップダウンを強いられ続けている。