三岐鉄道 三岐朝明信号所 1992/1/14撮影

三岐鉄道列車から

近鉄富田を出て間もなくJRをオーバークロスし
右側にJR富田からの線路が寄り添ってくる
分岐までしばらくは複線区間のよう

中央の信号機は近鉄富田からの列車に対する場内信号

右側の、こちらを向いているのはJR富田からの列車に対する場内信号だが、あちら向きの2基はJR富田の場内信号だろうか

分岐部分

昔はこのへんに三岐朝明駅があったらしい

<おまけ> 色灯式通過信号機

三岐鉄道では場内信号機が2灯式のため、駅の通過
の可否を示すための通過信号機が併設されている
(下の四角い信号機)

停車すべき場合は停止現示、通過してよい場合は進
行現示となる


<現地情報>

位 置
三岐鉄道近鉄富田から1.1キロ、富田から1.0キロ、大矢知から1.5キロ地点

所在地
三重県四日市市西富田町

交 通 
関西本線富田駅、三岐鉄道・近鉄名古屋線近鉄富田駅から徒歩

現地の状況 
近鉄富田を出発した三岐鉄道列車は大きくカーブしながらJR関西本線を2回オーバークロスするが、その2ケ所の跨線橋の間に当信号場が存在する。かつてこの地点に置かれていた三岐朝明駅が廃止され、信号場に格下げとなったもの。現在、旅客列車の全ては近鉄富田発着で、JR富田方面へは1日数本の貨物列車しか行かないが、もともとはJR(国鉄)富田へ向かう線路が本線で、近鉄富田への線路は今でも「近鉄連絡線」という支線扱いとなっている。
信号場は築堤の上にあり、すぐ下までは簡単に行けるだろうが築堤に登るのは危険なのでおすすめできないし、登ってみたところで信号機と分岐器があるだけなので、行っても仕方ないだろう。ここは何と言っても、列車に乗ってかぶり付きから観察するのがベスト。ただし、旧・三岐朝明駅ホームは跡形もなくなっており確認困難である。