津軽線・海峡線 新中小国信号場  2003/8/24撮影 Sエアポート様ご提供
 
※文中の()数字は、当ページ下の信号場配線図中の信号機位置(○数字)と対応しています。

下り場内信号機(1) 1基だけのものは三厩方、2基付きのは海峡線方

三厩方信号機は本州以南で一般的な形状のものだが
海峡線方のものは防雪カバー付きの北海道タイプ

呉越同舟とまでは言わないが
会社の違いを主張し合っているかのようだ

青森寄りの踏切から三厩・海峡線方を見る  元来の津軽線から海峡線が右方へ分岐している線形


今度は青森方を見る

右側の信号機は三厩方下り出発信号機(3)

三厩方上り場内信号機(4)

三厩方の線路は架線もなく、見るからに弱々しい

三厩からの列車に対する遠方信号機(5)

信号場の終端

ここから別れてゆく


<現地情報>

位 置
津軽線中小国から2.3キロ、大平から1.3キロ、海峡線津軽今別から10.7キロ地点

所在地
青森県東津軽郡外ヶ浜町蟹田山本小谷

交 通 
津軽線中小国駅または大平駅から徒歩

現地の状況
津 軽線と海峡線の分岐点かつ海峡線の複線始端となる複合機能信号場で、海峡線側には中線も設けられ列車の待避も可能であるが、津軽線としては単なる単線分岐型信号場でしかなく、配線上列車交換などは出来ない。JR北海道の南の始点でもあり信号場自体の所属もJR北海道。津軽線は日に5往復という閑散ぶりでありながら、直進する同線から海峡線が分岐していく配線は、複線電化のJR北海道が単線非電化のJR東日本に遠慮しているように見えなくもない。
ここへのアプローチは中
小国駅または大平駅から県道を歩けばすぐで、蟹田駅からも徒歩30〜40分程度で到達できるが、この県道の道幅が狭いのでクルマに注意が必要とのこと。大がかりな架線柱の林立ぶりが好目標となるだろう。

 
  下り場内信号
 2 津軽線上り出発信号
 3 津軽線下り出発信号
 4 津軽線上り場内信号
 5 津軽線上り遠方信号
 6 海峡線上り出発信号