京成電鉄京成本線・東成田線 駒井野信号場 2004/11/11撮影 田中様ご提供
東成田・芝山方面行列車からの前望

京成成田駅下り出発信号
「ヒ」は東成田方面の意か

下り第1閉塞信号下の進路表示器に直進(東成田方)を示す矢印が表示されている
空港第2ビル方面へ向かう列車は分岐制限60を受けるため、分岐部の手前に「←100確認」「←90確認」「←80確認」「←70確認」の表示がある

場内信号機と分岐部全景

分岐は複線対複線の単純なもの
東成田方が本線側で空港第2ビル方が分岐側

東成田方面の列車は速度を落とさずに通過する

東成田駅4番線側に今も残る「成田空港」の駅名標

東成田駅は成田空港駅時代の1・2番線をそれぞれ下り線・上り線として使っており、旧3番線と旧4番線はまるで「博物館動物園駅」のように闇に埋もれたままになっている
かつて数多くの海外旅行者を見送ってきた駅名標は、今は光を当てられることもなく、ひっそりと佇む


<現地情報>

位 置
京成本線京成成田から6.0キロ、空港第2ビルから1.1キロ、東成田線東成田から1.1キロ地点 

所在地
千葉県成田市駒井野

交 通 
国道295号線(新空港自動車道側道)取香橋から南へ

現地の状況
京 成本線成田空港方と東成田線との分岐点。1991年3月、現・成田空港駅への新線開業により当信号場が設置されるとともに、それまでの成田空港駅は「東成田」の名を与えられ空の玄関口としての役目を終えた。ただしこのような経緯を辿った路線なので、当信号場では東成田方が直進でスムーズな線形を描いているのに対し、成田空港方は左方へそれたのち2か所の急カーブで両ターミナルビルを串刺しするようなしんどい線形をたどっている。なお、長らく終着駅であった東成田は、2002年10月に芝山鉄道(東成田ー芝山千代田間)の開業で事実上の途中駅となった。
当信号場は一応空港関連の施設でもあり警戒の厳しいことが予想されるので、車窓からの観察にとどめ、現地訪問は避けるべきであろう。