日豊本線 川原木信号場 2007/8/20撮影

1日3往復しかない貴重な宗太郎越え普通列車(南延岡)
重岡を発車
カーブの向こうに場内信号機 待避もできる一線スルー方式


これまた貴重な下り普通列車と交換

左手に信号場小屋と短いホーム
出発信号機


<現地情報>

位 置
日豊本線直川から3.9キロ、重岡から6.7キロ地点 

所在地
大分県佐伯市直川大字仁田原

交 通 
直川駅前から国道10号線で宮崎方面へ
佐伯駅から大分バス小野市・重岡駅行で「岸ノ上」停下車

ダイヤ 
2018/3/17改正日豊本線(臼杵ー延岡間)ダイヤ

現地の状況
安全側線を備えた一線スルー式交換型信号場。久留須川沿いの山間部にあり、対岸には国道10号線が並行している。特急「にちりん」系列が走る区間にあるが、普通列車が大幅減便されたせいもあって列車交換の機会は少なく、2018/3/17改正ダイヤでは日に3回となっている。
日豊本線の他の信号場と同じく信号場小屋の建物が残っているが、この区間は1972年まで連査閉塞方式であり、少なくともそれまでは職員が常駐して閉塞扱いを行っていたのだろう。小屋横に残る短小なホームは駅員が列車を監視していたお立ち台であろうか。
これも日豊本線の他の信号場と同じく現地訪問はおすすめしない。もし訪問するなら佐伯駅からバスを利用するのがよいが、本数が極めて少ない。しかも国道から川を挟んで崖の中腹にあるので、バスを降りてからたどり着くまでが大変と思われる。夏場は草木が激しく生い茂っているので特に要注意。
また、2018/3/17改正で佐伯ー延岡間通し運転の普通列車(下り1本、上り2本)は787系の運用となったため、列車からのかぶりつき前望は事実上、日に1往復の佐伯ー重岡間普通列車からでしか不可能となった。