小松島線跡に残る信号機

このページのすべての写真は糸崎車掌区車掌長様から頂いたものです

国鉄小松島(こまつしま)線

牟岐線中田と小松島の間1.9キロを結んでいたミニ路線。国鉄末期の第1次廃止対象線区に指定され、1985年3月13日限りで廃止。最後まで通票(タブレット)閉塞方式をとっていた。
終点の小松島駅の先には、フェリー客の利便のため「小松島港臨時乗降場」が設けられていた。同乗降場は小松島駅構内扱いのため営業キロは設定されていなかったが、ほとんどの旅客列車がここで発着する事実上の「終着駅」だった。


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廃線跡の遊歩道沿いに立つ信号機

実際にあった場所から移設されており、
腕木が外れてしまっているのは残念だが、
保存への強い意志がうかがえる

こちらの信号機は全面赤茶色の腕木が付けられている
塗装が落ちてしまったのか、
あとから誰かが作って取り付けたものなのか

信号機の重錘とエスケープ・クランク

2基ずつ重なって付いているので
腕木のない方のものであろう

遊歩道の途中に立つ中継信号機

信号柱の部分だけ遊歩道の縁石が張り出している
保存状態もよさそうで、幸せな余生というべきか

駅舎跡と50系客車が眠る