肥薩おれんじ鉄道 赤瀬川信号場 2007/8/21撮影

隈之城発八代行列車の運転時刻表

出水で乗務員が交替となる

阿久根を発車
海沿いにカーブをたどるうち
場内信号機が出現

ここも見かけ一線スルー

上り列車は分岐側へ進入する

 信号場通過 2.8MB

右手の一段高い所に継電器室が見える

途中に大カーブ

上り線には出発反応標識が2基設置されている

上り出発信号機  数百メートル先には折口駅への第1閉塞信号機が見通せる
<おまけ>
肥後田浦で貨物列車と交換

この路線が電化路線であることを再認識する瞬間


<現地情報>

位 置
肥薩おれんじ鉄道折口から2.9キロ、阿久根から2.6キロ地点

所在地
鹿児島県阿久根市赤瀬川

交 通 
阿久根駅から国道3号線を北へ約3.5キロ、阿久根市学校給食センターそばの交差点を西へ

現地の状況
九州新幹線開業に伴うJR鹿児島本線八代ー川内間の経営移管とともに引き継がれた交 換型信号場。配線は見かけ一線スルーだが、上下の行き違いしかできない信号設備となっている。海沿いのなかなか風光明媚なロケーションにあるが、信号場通過中は列車の窓からは残念ながら海はほとんど見えない。継電器室が一段高い所に設置され、線路へ降りる階段もある。現地訪問するなら、適当なバス便がないのでクルマ利用か、あるいは阿久根駅に無料のレンタサイクルがあるのでそれを利用するのも方法だろう。
前身が前身だけに全線電化、そしてほとんどの駅が交換設備を持ち、湯浦ー津奈木間の複線区間も健在という恵まれた路線環境の肥薩おれんじ鉄道であるが、定期ダイヤでは1〜2両編成の気動車鈍行列車が運行されるのみで、日に数往復乗り入れる貨物列車がかろうじて往時の賑わいを思い起こさせてくれるに過ぎない。当信号場はJR時代から列車交換頻度の低い地味な存在であり、三セク移管による列車本数減で余剰施設化するものと思われたが、2017/3/4改正ダイヤでは普通列車同士が平日に5回程度交換している模様で、そこそこ稼働していると言える。